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| ■番外編 園芸福祉普及協会のシンポジウムに参加してきました。 |
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| ■報告 １ ｂｙ 宮秋道男 |
| １）多勢の方が参加していた。 机が、３０列ぐらいあって、それぞれ、だいたい、２人ぐらい、４人ぐらいが座っていたので、２００人はいたのかな？若い人より、中高年が多かったです。男女は半々ぐらいかな。大学の先生らしい人もいたが、業者のような人もいた。 |
| ２）ここで言われ、普及しようとしている「園芸福祉」そのものは、私自身、何ら違和感なく、受け入れることができたし、一歩の会で進めようとしている活動も同様であり、すでに一歩の会の活動もこの場所で、立派に報告できる内容であると思った。 園芸福祉普及協会のＵＲＬは、以下のとおり。http://www.engeifukusi.com/ なお、全国には、園芸療法普及協会という団体もある。ここは、以前、宮秋が勉強したことのある東京テクノホルティ専門学校（園芸の専門学校）が事務局になっている組織だ。こちらのほうは、園芸福祉よりも、活動の規模がまだ小さいかな、という印象をうける。 http://members.jcom.home.ne.jp/ht-society/index.html |
| ３）園芸福祉普及協会の活動の幅は広いし、政府のキモいりで発足したニオイがする。というのも、園芸福祉士養成を熱心にしているが（毎月、全国のどこかで、開催！）、誕生した人々に期待されているのが、役所が維持管理する公園や公道や遊歩道などの、役所に替わっての緑化、あるいは緑化維持のようだ。現在、流行っている協働という手法で進められている、市民参加型街づくりの担い手づくりかな？ まぁ、もっとも、この手の市民への委託は、安上がりの、アウトソーシングという理解も成り立つのだが。 |
| ４）いずれにしろ、発表内容や参加されている方々について、非常に興味を持ったシンポジウムでした。矢倉さん、ご紹介ありがとうございました。 |
| ■報告２ ｂｙ 矢倉久泰 |
| @園芸福祉は介護予防になるということ。国は「筋肉トレーニング」をお年寄りに勧めていますが、いやがる人が多いとのこと（まったく、そのとおりですね）。その点、花や野菜作りの園芸は、心の癒しや生きがい、仲間作り、そして耕したり、水をやったり、収穫したりで体力づくりができて、「無意識のリハビリ、介護予防になる」との近藤専務理事の話に納得。園芸福祉を介護保険の対称にする動きもあるとのこと。）
Aシンポでの報告によると、園芸を通してのお年寄りとの交流実践がいくつかありました。長崎では遊休農地５００坪を借りて「ふれ愛農園」を開設、「園芸を通しての世代間交流」を行っているとのことです。ここは長崎市から５０万円の補助金が出ているそうで（花の苗も一部提供を受ける）、宮秋さんご指摘の「行政の下請け」的臭いもします。それは別として、われわれも結構「年寄り」ですが、畑を通して、ほかのお年寄り（特養）との交流を考えてもいいかなと思いました。 Bシンポの実践報告では農業高校生と養護学校の生徒たちとの交流もありました。一歩の会も障害者と共に農作業をという目的がありますね。宮秋さんは「精神障害者との交流実践を知りたいなあ」と言っていました。私もそう思いました心を病んでいる人こそ畑作業がいいのではないかと思います。いずれにせよ、お年寄りや障害者のみなさんと交流するためには、松岡さん頼みにならず私たち一人一人が農作業を習得しなければ、と痛感しました。たいした報告にならずすみません。詳細は冊子があります。興味のある方はご覧ください。 |
| ■報告３ ｂｙ 岸 亮夫 |
| 去る６月１１日に矢倉さんのお誘いで、園芸福祉シンポジュームに参加した。 始めの理事長（東京農大学長）の挨拶の中に「美し国日本」という言葉があった。うまし国日本。（フランスにも同じように美し国フランスと呼ばれる。もう１つ「食育」という言葉があった。（食農に置き換えても良いとも） つまり毎日の食事の質の悪さを問題にしている。特に若年層のそれが著しいものがある。よく聞くのだが、朝登校時に目が覚めていないから食事を取らずに学校へ行くケース。胃が活動していないから食欲もない。やっと昼の頃に体も胃も目覚める。夕刻に学習塾へでかけ、途中に炭酸飲料とスナック菓子で胃を満たし、帰りにもコンビニによって買い食いで腹いっぱい。一方、親の方も充分な食事の準備もしないといった家庭が増加しているというのを良く耳にする。食事から来る荒廃を懸念されていた。 「美し国 日本」この食の種類の多さ、食材の多さ、彩の多さ。それにもう１つ付け加えれえば食器も色鮮やか。地方にそれぞれの郷土料理も多種。これが少しずつ減少し始めてている。家庭料理を見直さなければならない。その意味で「一歩の会」の役割は大きなものを感じた。そのようなシンポジュームであった。 |
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